アートと社会をコトバでつなぐ「〜アートは時代の先をゆく〜」

芸術活動家(普段は外資系企業の会社員)mikimalismのアートについて考えるブログです。

現役☆銀座の画廊スタッフに聞く☆「絵画の探し方」「アートの楽しみ方」

【第22話】共感力

つまるところ、

今の世の中に足りないのは共感力だと思う。

 

散々、右脳や左脳の話とか書いたり、男女の感覚の違いとか、

様々なことを実感するけど、

結局は相手の立場や考えや気持ちを「具体的なイメージをもって」理解できていないだけだと思う。

 

金融、IT、芸術、それにプライベートでの結婚や離婚。

弱冠20代にしてやっぱり色々経験してて、

さらに元々哲学的に物事を考える癖が災いしてか(?)

色んな構造がみえ過ぎてしまって、今ちょっぴり疲れ中。

 

そう、もっと相手の考えや意図が少し自分に憑依(?)する位察することができれば、

簡単にこの世の中は変わるのに、と思うけれど。

もちろんかくいう私も逆の立場で、

感覚ではすんなり共感できるけど、

それを感覚で分からない人たちにどうやって言葉で示せるかは実践出来ていない部分もある。

 

でも、男女の格差がひどいなんて言うニュースも見て、

やっぱり!全部がつながっていることに気付いてーーー!って感じる。

news.yahoo.co.jp

んーー。何をどうやったら良くなるんだろうか??

 

私的にはやっぱりもともと日本人は繊細な感覚を持っているのだと思う。

それが良い方向にいけば「素敵なおもてなしや気遣いね」なんて言われて感動されるのかもしれないけど、

役割を意識しすぎて自分が無くなったり、物事を極端にとらえて完璧主義風にしてみたり、あるいは人より秀でたいがために緻密な争いで何かを勝ち取ったり、

なんとなく、やっぱり「真面目」なんだと思う。

そこが愛らしいのかもしれないけど。

 

世界ではみんな意外と適当だ。

そして、自分の信じるものと全く別のものを信じる人がいたり、

覆せない格差があったり、自分と異なる人(近しい夫婦や恋人も含めて)の存在を意識しながらも、

もっと裸で生きているような気がする。

 

例えば、日本の女性は脱毛行ってあらゆる女性的な特徴(スカート、髪型)を取り入れて、魅力を作っているけど、

ドイツの女性ってそんなに毛の手入れをしてない(気がする)し、いつもワンピースやドレスばっかり着ていないし、内からチャーミングさが湧き出ている(気がする)笑

 

一旦、全てを脱ぎさって自分に何が残るか、それに耐えられるか試してみたらいい。

そんなに装う事はないし、第一に男性って本当に大切にしたい女性に外見を常に完璧に整えることなんて求めてない。(違う、、?)

 

それよりも女性的な反応や感覚や行動の方が可愛がられる。

そして、私にはないが従順さや素直さ。

 

それ無しに、外見は性的魅力を強調しても、中身が会社にいるのと同じように男性ノリで振る舞っていたら、確実に家庭は崩壊する、、。

未婚率とかの問題も(って私もまだ未婚ですが)ここに起因しているんだろうなーって思う。

 

要するに、互いの立場や要求を具体的なイメージを持って感じ取ることができないわけね。

「ああ、そうか。私は女性(男性)なんだ。」

っていう感覚を感じたり、

相手を我慢して受け入れて、それでも心があたたかい瞬間を感じて始めてコミュニケーションが成立するんじゃなかろうか。

 

会社でも同じ。

他人は思ったよりも多くを経験していたり、

逆に自分だけにしかみえてない視点があることに気付く。

つまり、他人の考えや意図はもっと深いかもしれないし、

自分の方がより色々みえていることもある。

それもなしに、「自分を評価してくれーー!」とか訴えてても、ダメってことね。

 

オノヨーコが言ってたよ。

女性は色々と我慢することがあると。

そして最近読んだ本の中にも書いてあった。

女性の方が状況判断とか感覚とか脳的にはより複雑であるのに、

ビジネスでは徹底して動かしずらい左脳を発揮しないといけないので、

大変だ、と。

 

そこそこ賢い女性でもこの「切り替え」が上手じゃなければ社会のシステムの中で働けないし、美人だとしても結婚もできないんだよ、まったく。

社会に出る前に誰かこれを教えた方がいいと思う。

ただ、今はLGBTの問題もあるからね。下手に女の生き方のいろはなんて教えられないのはわかっているけど。

 

色々な垣根を行き来しながら、人と接して生きて行くというのは難しいねぇ。

 

 

 

現役☆銀座の画廊スタッフに聞く☆「絵画の探し方」「アートの楽しみ方」