アートと社会をコトバでつなぐ「〜アートは時代の先をゆく〜」

芸術活動家(普段は外資系企業の会社員)mikimalismのアートについて考えるブログです。

現役☆銀座の画廊スタッフに聞く☆「絵画の探し方」「アートの楽しみ方」

【第17話】恋心と拒否反応をみつめる

大事。

自分が何に惹かれて、

何を拒絶するのか。

 

 ただ、それを始めると、

色々な自分の側面や、社会の現実に気付いてしまう。

そして主張を持ち始めてしまう。

 

だが、権力を握る人にとっては、それが面白くない。

情報メディアで単一的な価値観を作り出し、

不平不満を言いながらも社会のレールに従って、

よく働いてくれる人を良しとするのである。

 

このメディアの話はよく言われていることで、

まっさかと思っていたが、

一時期全くテレビを観なくて、

yahoo!ニュースとかBBCとかネットのニュースしか見ないようにしていた時期があったけど、

確かに事足りるし、自分で物事を考えたり判断したりする力は増す。

 

あとね、ここだけの話、

悲しいニュースを聞かなくて良いのが精神的に楽かも、、。

のちに言葉について書こうと思っているが、言葉の力はもの凄い。

ありきたりだけど、どうして悲しいことばかりがニュースに取り上げられて流すのか、、。

それはこういう事態に気を付けなさいね、なのかもしれないけど、

人間的な感情としては一緒に苦しみなさいね、に聞こえてしまうんだよ、、。

優しい人?感性豊かな人ほどニュースとかメディアによって、悲しみや怒りの感情をたっぷり吸い込んでしまう。

だから、たまにはあえて自分にとってネガティブな情報を自動的にシャットアウトするのも大切。

 

ただ、何となく寂しい時にテレビ付けてたりすると、

人の気配がして、何となく落ち着くのもわかるんだけど。

 

話が大きくなり過ぎたかもしれないが、

個人レベルでのものさしをしっかりと作ることは、

自分への自信にもつながるし、

人生を豊かにすることだと思う。

 

毎日、毎日、色んな絵画をみて、

やっぱりこの「感じ」が好き、

とか、「色使い」が好き、っていうのもあるし、

観ていたら段々と好きになっていったっていうのもあるし、

どうにも良さが理解出来ない、っていうのもある。

 

私の場合、いつ観ても心がキューンとなるのは、

ラファエロ

ウォーターハウス

オキーフ

 

そこからどうしてこの空気感に恋をしているのか、

どこに共感して「LOVE」が湧き出てくるのか、

見つけてみると面白い。

 

それは、自分の顔の造形だったり、生い立ちや思考だったり、

飼い犬だったり、どこかしらにポイントが潜んでいる。

それこそが、自分の核となるアイディアだったり価値観だったりする。

 

もちろん、マグリットとかフランツ・マルクとか、

色々「これも好き〜〜♡」と思える作家を挙げればキリがない。

現代アートな気分の時もある。

だけど、安定的にいつも好きかと言われると残念ながらそうではない。

 

反対に、どうしても理解できないアートもある。

はっきりと嫌いなのはまだいい、

本当に自分が受け入れられないのは「興味が持てない」ものだ。

いつみても心の中には留まらずスルーしてしまう、

そういえばここにあったのか、そんな作品がある。

それは自分の中の「拒否反応」だ。

 

田舎くささなのか、貧しさなのか、色使いなのか、

どこかに受け入れられない感覚と価値観が存在する。

 

日本にも世界にもごまんと芸術活動を行っている作家はいる。

有名なものだけがアートではない。

色々な芸術をみて、そういう探し方をしていると、

意外と人生の柔らかな変わり目を作ったり、

社会のルールや考えに惑わされない人生の嗅覚を養ったりするものなのだと思う。

 

ということで、ちょっと今日は核心をついたお話でした。

そういうことを伝えられる為に自分が何が出来るか、

こうやって言葉に出すことでモチベーションを保てます。

よし、ありがとう^^
 

 

 

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