【第24話】繰り返すさざ波のように
お久しぶりです。
仕事がアートの世界から遠退いてから、申し訳なさからあまりアートのことを考えられなかった。
というか考えないようにしていた。
でも、何があっても一日は訪れて繰り返すように、波の流れは押し寄せて繰り返すように、やっぱり私はまたアートのことを自然と考え始めた。
色々あるけど、やっぱり感性をぶるぶる震わせること以外、人生に意味があることってある?位の勢いで。
こないだ美容院で呼んだ雑誌のコラムで、アラーキーがめんどくさいことに向き合うのが人生的なことを言ってたけど、残念ながら本当にそうだよね。
頭のなかで考えていることはどんどん進化してスケールをでっかくして、やがては人間という存在を忘れさせてしまうけど、生きているのはこの実際の世の中でしかない。
やっぱり千里の道も残念ながら一歩から始めるしかないんだ。
そこに踏み込めば徒労と苦痛が待っている。私はそこにびびって踏み込めずにきたんだな。
だから頭を使うっていう怠け者な道を選んだんだ(って別に楽な道じゃないけど)
これから種を撒いて、芽が出て、葉になって、茎が伸びて、蕾をつけて、花が咲いて、花が枯れて、ようやく実になる。
その間どんな環境になってもその種を育てなきゃいけない、、。
はぁ、大変だよね、やっぱり。
でも、せっかくの人生、そういうことを今更ながら挑戦してみたい、、みたいな今の心境。