【鑑賞記録】原美術館「ソフィ カル - 限局性激痛」
雑誌に出てて気になったので行ってみた。限局性激痛とはなんぞやと思ったけど、限局性とは医学用語で限られた狭い範囲ということで、要はめちゃくちゃピンポイントの痛みということ。その痛みとは作家の日本での滞在の体験とその後に待ち受ける体験で、その後色々な人の痛みの体験談を聞く内についにはその痛みがなくなってしまった、というストーリーを、主に写真と、実際の手紙や刺繍された言葉とかで表現している。こういってしまえばそれまでなんだけど、そこに至るまでの手法が面白い。私的に「フランス人女性アーティストの発想っぽいな~」っていう印象がした。注)私の最も影響受けたアーティストは仏アネット・メサジェである。
最初から自分の作品を理解してもしなくても構いません、私はただ芸術家として表現をしました的な、ふわっとしつつも潔いスタンスを感じて、その謎な文脈を辿らされる鑑賞者は惑わされるが、よく観るとちょっぴり狂気や偏執さもエッセンスとして入っているのが、愛嬌として面白い。
そして後半は他の人の痛みのストーリーと交互に自分の痛みについて思い返すということが、ある方法で表現されている。割と言葉で理解するように仕向けられてて、似たような言葉が繰り返し繰り返し目に入ってきて最初は「?」って感じだけど、次第に言葉的にも視覚的にも徐々に変化をしていたということに途中で気づくと、もやもやしたものがじわーっと溶けてくる。痛みという体験と丁寧に向き合い、鑑賞中に鑑賞者にも変化を感じさせるという試みを感じられた。
コンパクトな感じの展示だったけど、人も多くなく、お洒落な方や外国人も訪れていたし、なかなか良かったです。そして私はやっぱり女性のアートが好きだなぁ。アートっていいですねぇ。
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【第25話】舵を取らずに進む船
【第24話】繰り返すさざ波のように
【第23話】2つのプロフェッショナルを交わらせる
クリエイティブと
プロダクティブ。
それぞれプロフェッショナルにやっているのに、
どうしてか近づかない。
互いに相手の話が分からない。
だからちぐはぐになっている。
極端にみえる(そう、みえるだけ)ものを両方怖がらずに持つこと。
批判やネガティブなパワーに負けないこと。
それをメッセージとして実践していきたい。
それは、「いま」誰もが必要としているバランス感覚だと思う。
より多くの人に分かりやすい、コミュニケーションを生んでいきたい。
社会の中でのアートの在り方、実現の仕方と、
合理や経済の感覚、
二つのセンスを奇妙に持ち始めている私は
そんなことを思う。
社会の中でプロダクティブに働きながら、
アーティストに共鳴し、芸術と愛と平和を広めていく。
そんな方向に今シフトしている。
【第22話】共感力
つまるところ、
今の世の中に足りないのは共感力だと思う。
散々、右脳や左脳の話とか書いたり、男女の感覚の違いとか、
様々なことを実感するけど、
結局は相手の立場や考えや気持ちを「具体的なイメージをもって」理解できていないだけだと思う。
金融、IT、芸術、それにプライベートでの結婚や離婚。
弱冠20代にしてやっぱり色々経験してて、
さらに元々哲学的に物事を考える癖が災いしてか(?)
色んな構造がみえ過ぎてしまって、今ちょっぴり疲れ中。
そう、もっと相手の考えや意図が少し自分に憑依(?)する位察することができれば、
簡単にこの世の中は変わるのに、と思うけれど。
もちろんかくいう私も逆の立場で、
感覚ではすんなり共感できるけど、
それを感覚で分からない人たちにどうやって言葉で示せるかは実践出来ていない部分もある。
でも、男女の格差がひどいなんて言うニュースも見て、
やっぱり!全部がつながっていることに気付いてーーー!って感じる。
んーー。何をどうやったら良くなるんだろうか??
私的にはやっぱりもともと日本人は繊細な感覚を持っているのだと思う。
それが良い方向にいけば「素敵なおもてなしや気遣いね」なんて言われて感動されるのかもしれないけど、
役割を意識しすぎて自分が無くなったり、物事を極端にとらえて完璧主義風にしてみたり、あるいは人より秀でたいがために緻密な争いで何かを勝ち取ったり、
なんとなく、やっぱり「真面目」なんだと思う。
そこが愛らしいのかもしれないけど。
世界ではみんな意外と適当だ。
そして、自分の信じるものと全く別のものを信じる人がいたり、
覆せない格差があったり、自分と異なる人(近しい夫婦や恋人も含めて)の存在を意識しながらも、
もっと裸で生きているような気がする。
例えば、日本の女性は脱毛行ってあらゆる女性的な特徴(スカート、髪型)を取り入れて、魅力を作っているけど、
ドイツの女性ってそんなに毛の手入れをしてない(気がする)し、いつもワンピースやドレスばっかり着ていないし、内からチャーミングさが湧き出ている(気がする)笑
一旦、全てを脱ぎさって自分に何が残るか、それに耐えられるか試してみたらいい。
そんなに装う事はないし、第一に男性って本当に大切にしたい女性に外見を常に完璧に整えることなんて求めてない。(違う、、?)
それよりも女性的な反応や感覚や行動の方が可愛がられる。
そして、私にはないが従順さや素直さ。
それ無しに、外見は性的魅力を強調しても、中身が会社にいるのと同じように男性ノリで振る舞っていたら、確実に家庭は崩壊する、、。
未婚率とかの問題も(って私もまだ未婚ですが)ここに起因しているんだろうなーって思う。
要するに、互いの立場や要求を具体的なイメージを持って感じ取ることができないわけね。
「ああ、そうか。私は女性(男性)なんだ。」
っていう感覚を感じたり、
相手を我慢して受け入れて、それでも心があたたかい瞬間を感じて始めてコミュニケーションが成立するんじゃなかろうか。
会社でも同じ。
他人は思ったよりも多くを経験していたり、
逆に自分だけにしかみえてない視点があることに気付く。
つまり、他人の考えや意図はもっと深いかもしれないし、
自分の方がより色々みえていることもある。
それもなしに、「自分を評価してくれーー!」とか訴えてても、ダメってことね。
オノヨーコが言ってたよ。
女性は色々と我慢することがあると。
そして最近読んだ本の中にも書いてあった。
女性の方が状況判断とか感覚とか脳的にはより複雑であるのに、
ビジネスでは徹底して動かしずらい左脳を発揮しないといけないので、
大変だ、と。
そこそこ賢い女性でもこの「切り替え」が上手じゃなければ社会のシステムの中で働けないし、美人だとしても結婚もできないんだよ、まったく。
社会に出る前に誰かこれを教えた方がいいと思う。
ただ、今はLGBTの問題もあるからね。下手に女の生き方のいろはなんて教えられないのはわかっているけど。
色々な垣根を行き来しながら、人と接して生きて行くというのは難しいねぇ。
【第21話】文化の使いかたの難しさ
メモ程度に貼付ける。
やっぱり、文化を活かして仕事にしたいとか、
チャレンジや可能性を優先すると、
やっぱり時間的に無理で、
経済は不安定になるけど(トホホ)
近々フリースタイルで活動しようかと
ぼちぼち思っております。
ふーむ、しかし
今まで合理性や確実性を重視しがちだった日本が、
なんとなくそれだけじゃダメで、もっと心に訴える文化の力を活かさなければ!
と思う人も増えていることには間違いない。
だけど、どんな人に聞いても、
上手く資金が循環する実現可能なビジネスとしての
文化事業は未だに答えが見つかっていない、、。
はぁ、まぁすぐには答えがみつかるわけではないけど、
この「これもだめか」「あれもだめだ」感がいつか突破口を発見すると
信じて、今日もお茶すする、、。
【第20話】Art Impression of Tokyo始動!
ほんとに私サイズで。
社会とアートをつなぐことを真剣に考えた結果、
アートを楽しむコミュニティを作るということに至った。
ので、meetupで東京のアートシーンを一緒に巡るというコミュニティを立ち上げてみました。
ほんとにほんとに、趣味程度のものだけど。
自分でアートシーンを探検したりコースを考えたりしながら、
外国人の方やアート好きの日本人の方々との対話を通して、
体験しながら学んでいくという。
変わることに躊躇する伝統的な美術世界へもリスペクトの気持ちは忘れず、
新しいテクノロジーを利用して変わり続けるアートを皆で楽しむ、
辿っていくということが出来れば本望!
メルマガフォームも作ったので、月1位で配信してみることにします。
乞うご期待〜〜。